他言語の辞書に「MOTTAINAI」や「KAWAII」と並ぶ日本語、「BONSAI」。文化を越えて愛される、海外での盆栽に着目してみよう。
海を渡る”BONSAI”
盆栽が異文化交流において重要な役割を果たしていることをご存じだろうか? 2016年にはブータンに盆栽が寄贈され、2019年にはバチカンでフランシスコ教皇へと献品された。両者とも、盆栽という伝統文化が異文化圏で受容されている象徴的な出来事だろう。さらに、2020年には盆栽のイベントが国内外に配信され、好評を博した。
鉢の中で自然風景を再現するという表現技法は、海外でも斬新な芸術として受け入れられ、インターネットの普及も手伝い、盆栽の知名度と人気が高まった形となった。サンフランシスコでも世界的な盆栽大会が開かれたり、デモンストレーションが人気コンテンツとなっていたり、世界的なブームになりつつある。海外への輸出も本格化してきた近年、これからも”BONSAI”から目が離せない。
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