車通りの激しい国道2号線沿いに佇むHさま邸は、三角形が交互に重なった外壁に大小さまざまな四角形の窓が連なった外観が印象的で、一度見たら忘れられないほどインパクト抜群だ。その上、敷地まで個性的な三角形というから面白い。「祖父から譲り受けた土地は変形地でしたが、約37坪あるんです。土地の形を無視して普通に四角い家を建ててしまうと住居部分が狭くなるし、面白みもなくて嫌だったんです」とご主人。そこで依頼したのが、インターネットでたまたま見つけたという「ジューケン」だ。数々の施工事例を見ていく中で高いデザイン性に惚れ、「ここなら土地を有効活用するだけでなく、ワクワクするような家を建ててくれそうだ」と期待に胸を膨らませたという。
「重厚感と開放感のある家」という、相反するものの融合をテーマに建てられた住まい。植栽の緑が映える要塞のような外観はご主人のお気に入りだ。LDKそれぞれのエリアを天井の高低差で緩やかに区切った室内は、吹き抜けや随所にある大きな窓から陽光が差し込み、どこに居ても心地よさを感じるような光で満ちあふれている。アオダモとモミジそれぞれの色合いを楽しめる2つの中庭を望むLDK。風情の異なる庭々を楽しむことができ、室内の世界観をより深めてくれる。当初は敷地を最大限に活用したため、防犯面やプライバシーの確保を懸念していたというご夫婦も、「幹線道路と家の間の外塀があることで外の音や視線が遮断され、家に守られているという安心感があるんです」と声をそろえる。ご夫婦の理想をカタチにした住まいは、光と希望、そして子どもたちの笑顔に包まれていた。
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私たちは、お施主さまの家をわが子のようにお守りしていく地域密着の工務店であり続け、広島の人に一番喜んでいただけるとっておきの工務店を目指しています。住まい手のエネルギーを満タンにしてくれるような、自分らしさ(とっておき)が1つでも込められた家づくりを応援できる工務店でありたいと考えています。
代表取締役 吉川 富志夫