岡山県は、南は瀬戸内海を挟んで四国に、北は山陰地方に接し、東は兵庫県、西は広島県に接しています。
「晴れの国」と広く呼ばれているように、降水量1mm 未満の日数が全国1 位を誇っています。
豊かな自然と穏やかな気候風土に恵まれた岡山県だからこそ、恵まれた周辺環境のリズムにすっと溶け込み、
いつも快適で健康と癒やしを与えてくれる庭と共に暮らす家が、
あなたの暮らしをきっと豊かにしてくれることでしょう。
こだわりの庭を望む大開口や、家の中に部屋の一つとして庭があるように思わせてくれる坪庭――。庭のある暮らしを堪能するために緻密に練られたプランニングや気密・断熱性能など、庭や自然を肌に感じながら快適に暮らす家を岡山でかなえた人たちの、こだわりあふれる住まいをご紹介します。
瀬戸内の地形・地質・気候といった自然環境はもちろん、住宅性能や庭の魅力、庭を擁する住まいに必要な要件を知り尽くしているからこそ実現できる上質な庭のある家。そんな家を実現させてくれるのが岡山の実力派工務店。「自分らしく心地よい庭のある家」を、モれぞれの要望・予算・ライフスタイルなどを考慮しながら提案してくれる心強いパートナーばかりです。
家づくりの検討段階では、リアルサイズでイメージしやすい完成邸をはじめ、住んで何年か経ったOB邸など、できるだけ建物を見学するのがおすすめ。デザインや間取り、室内に漂う空気感や室間温度差の有無など、実際に体感してみることが大切です。気になる見学会やイベントにさっそく参加してみましょう。
近日開催予定のイベント情報です。詳細は各イベントをクリックしてご確認ください。
「自然素材の家」とは、一般的には化学物質を使用せず、無垢材や珪藻土、漆喰といった天然由来の建築素材でつくられた家のことです。良質な木材は調湿機能に優れていることから、高温多湿な日本の気候と相性が良く、断熱性が高いという特徴も持つため、夏は涼しく冬は暖かい室内温度を実現します。また、結露を防ぐことでダニやカビの発生を抑制することができ、「シックハウス症候群」を予防することもできます。
珪藻土や漆喰などの塗り壁は、調湿効果はもちろん防臭効果もあり、快適な室内空間を維持してくれます。こうした「自然素材」は酸化することがないため、メンテナンス頻度が格段に少ないのも特長です。
「県産材」は、生育から加工までその県内で行われた木材のこと。この県産材を使った家づくり「家の地産地消」もにわかに注目を集めています。その土地の気候と風土によって生育した木を使えば、その土地との親和性が高く、気候などによるトラブルも起こりにくいので丈夫で長持ちするという特長があります。また、山の木を伐採・植林することで健全な森林環境が守られ、水害や土砂崩れなどの災害を防ぎ、ふるさとの安全・安心な環境づくりにも貢献できます。
ヒノキ材生産量が全国トップクラスの岡山県。
豊かな自然に囲まれた風土を生かし、その自然を住まいに取り込もうという先人の思いにも頷けます。庭だけでなく、家そのものにも自然を取り入れられるのが、自然素材です。岡山県は県土の約7 割が森林で、素材(丸太)生産量が全国の1.7%を占め、47 都道府県中18 位。中でもヒノキの素材生産は盛んで、2012年~ 2016 年、2018 年には47 都道府県で1 位に輝くなど、日本有数のヒノキの産地として知られています。それとともに木材の流通・加工施設が数多く立地しており、西日本でも指折りの国産材加工県です。「地産地消」が今や食だけでなく、家づくりでも叫ばれている中で、岡山県では地元の木を活用する取り組みも進んでおり、県産材をはじめとする自然素材の家も徐々に人気が高まっています。ふるさとで育まれた木を使った家は、健康で快適なのはもちろん、地域独特の気候風土にもなじみやすく、末長く住むことができるという魅力があります。また、木材を利用し、森林を適切に管理されていることは、土砂崩れなどの災害を抑えるとともに、水源を豊かにし、人の心を癒やすなど、安全・安心な岡山県の環境づくりにもつながっています。自然をその躯体に宿した住まいと、庭を愛でる暮らしは、いかがでしょうか。【SETOUCHI MINKA 編集部/重定 桃子】