瀬戸内でかなえたこだわりの平屋で暮らす家族の「暮らしぶり」にクローズアップ。縁側で家族そろってくつろぐひととき、開放感いっぱいのLDKで過ごす至福の時間、こだわりのキッチンに立つワクワク感…など、さまざまなシーンで平屋暮らしを満喫している様子をリポート!
目次
休日は庭に面したウッドデッキに腰掛けて、家族3人でのんびり日向ぼっこ。涼しい日はハンモックにゆらり、揺られて愛読書にふけるご主人。リビングでは、ヨチヨチ歩きを始めたばかりのお子さまと奥さまが楽しそうに絵本をめくる。「とにかくゆったりと暮らしたい」との想いから、祖父から受け継いだ土地に開放感たっぷりの平屋を建てた。眺めを最優先させたいと、窓は耐震性を確保できるぎりぎりまで広げた。視界いっぱいに広がる鮮やかな田畑の爽快感が部屋の中に入り込む。
室内の通り道も玄関や廊下、キッチン、洗面前など全て広めに取りフラットにつなげた。「空間に少し余裕があるだけで動きが楽。気持ちにも余裕が出てきたみたい」。ゾーニングの工夫にも満足している。小上がりの座敷はロールカーテンで個室にすれば、来客やお子さまのお昼寝時に大活躍。脱衣室、ランドリールーム、収納など動線を一直線に配置したことで家事効率もアップした。
現在ご主人が取り組むのは、芝生より柔らかいカバープランツを手で植栽する地道な庭づくり。「子どもが素足で走れる一面緑の庭っていいですよね。手製のブランコも置きたくて」。家族想いの優しくて穏やかな暮らしが紡がれていく。
リビングと大きな開口部でつながる、外だけど中のように憩える場所。「ただ座っているだけで風を感じ、季節を感じられます。ウッドデッキがあって本当に良かったと思っています」。深い軒が真夏も太陽を遮ってくれて快適。気候のいい時はここで朝食を取ったり、友人たちとBBQを楽しんだり。お子さまの友だちを呼んで一緒にプール遊びも計画している。
<こだわりPOINT>
◎ 軒を深くしたウッドデッキは洗濯の物干しにも便利。気候のいい時期は窓を開け放し、風の通り道に。
◎ ハンモックが設置できるほどの広さをリクエストした。家族のプライベート空間として重宝している。
抜群の眺めと木のぬくもりに癒やされ、語らうひと時は「最高の時間ですね」とご夫婦はほほ笑む。緩やかな勾配屋根に包まれた白を基調とした空間にメープルの無垢の床が馴染み、梁の一部を見せたデザインも粋。20帖余りの空間には、必要最小限のこだわりの家具と造作の棚のみ。これから動きが活発になるお子さまはもちろん、大人ものびやかに過ごせる。
<こだわりPOINT>
◎ 北と東の面のロールカーテンを下ろせば光やTVの音が遮断される。ゴロンと昼寝にも最適な空間。
◎ 丈夫な和紙を使用した気持ちいい小上がりの座敷。腰かけられるのでソファがなくても問題なく、むしろ広々。
◎ キッチンに立てば部屋の様子がひと目でわかる。特に奥さまの席は特等席で「ここでお茶を飲むのが幸せ」。
◎ シンプルな2段の飾り棚には大切な家族の写真を並べて。小さなお子さまの手の届かない高さも◎。
スタイリッシュで、耐久性、扱いやすさといった機能面も優れている。カウンターにお気に入りのボトルを並べたり、背面の見せる収納棚には厳選した食器を飾ったりと、奥さま好みに彩る楽しみも。洗面台の幅も奥行きも広くし、見せる収納でモノの出し入れをスムーズに。カゴのサイズに合わせて棚を造ったおかげで、洗面まわりがいつも片付く。
<こだわりPOINT>
◎ デザイン性の高さで人気の「GRAFTEKT」のキッチン。高機能メラミンだから傷や汚れ、水、衝撃に強く手入れしやすい。
◎ 玄関近くに設置した大きめの造作洗面台。実験用シンクは、お子さまの足まで洗っても床に水が飛び散らない。