広島県福山市の郊外、人と自然が共生する緑に囲まれた団地のなだらかな斜面を上っていくと、周囲の景観になじみながらも存在感を放つ平屋がある。それが今回の主役、ソーラーエネルギーの事業を営むご夫婦の住まいだ。アパートでの暮らしが手狭になり、先々のことを考えてモデルハウスとしても利用できる会社事務所兼自宅を希望したおふたりは、「知識の豊富さ、そして頼れる人間性。家を建てるならここしかない」と、「ジオ・プラン」をパートナーに選んだ。 和と洋の植物で彩られたアプローチの先、爽やかなティファニーブルーの扉に誘われて玄関ドアを開けると、吹き抜けの開放感が心地よい光に満ちた玄関ホールが出迎えてくれる。インテリアコーディネーターの資格と長年の経験を生かし、奥さまが自らプランニングした住まいは、「ミッドセンチュリーと和を融合させたデザイン」がテーマ。ヴィンテージとアメリカン、そして和の趣と、それぞれ異なるテイストながらもバランスよく配されたインテリアがなんともおしゃれで、住み手の感性の高さがうかがえる。木材をふんだんに使用したLDKはダイナミックな勾配天井が印象的。黒色をアクセントに、大人格好よい重厚感のある雰囲気に仕上げた。家じゅうが見渡せ、いつでも家族の気配を身近に感じられるリビングは、床を1段下げることでダイニングとくつろぎの空間を緩やかにゾーニングする役割も。そんな家族憩いの空間からちらりと見える坪庭の四季折々の風景は、慌ただしい日々の暮らしの中で心に潤いをもたらしてくれる癒やしなのだとか。
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「ジオ・プラン」では、お施主さまの希望や生活スタイルを聞きながらプランニングを行い、資金計画を練っていきます。憧れの家は手に入っても、実際の生活に支障が出ては意味がありません。理想と実現のバランスを一緒に探っていきましょう。まずはお話を聞かせてください。
専務取締役 松井 俊就